XMトレーディングの指値注文と逆指値注文
指値注文は成行注文と違って、注文種別や価格を決めて注文する必要があるので最初のうちは何だかややこしく感じてしまいます。
私も慣れるまでは成行注文ばかりやっていたし、それでも良いかなと思っていました。
でも指値注文が出来ればもっと計画を立てて注文できるし、想像以上に高い価格で買ってしまうってこともないです。
あと知人にも「成行注文と指値注文を使い分けることでもっとトレードの幅も広がるよ」って言われたので、それから指値注文を勉強しました。
24時間チャートに張り付く必要もないですからね。
なので今回は、指値注文の概要とやり方・注意点をまとめていきます。
目次
パソコン版MT4/MT5で指値注文をする方法
今回はWindows版MT4/MT5で説明しますが、Macでもほぼ同じ流れとなります。パソコン版MT4/MT5で指値注文をする場合は、まずチャートを表示させて画面上部の「新規注文ボタン」または「F9」を押して注文画面を出します。
そして「注文種別」を「指値注文(Pending Order)」に変更します。
そして下に出てきた「注文種別」で、好きな注文方法を選びます。
Buy LimitとかSell Stopって何?
これは指値注文ならではの注文方法で、以下のような違いがあります。
指値注文 | 注文パターン | 使われやすいケース |
---|---|---|
Buy Limit | 指値より 下がったら買う |
上昇トレンドの 底を狙う |
Sell Limit | 指値より 上がったら売る |
下降トレンドの 天井を狙う |
Buy Stop | 指値より 上がったら買う |
上方向の ブレイクアウト |
Sell Stop | 指値より 下がったら売る |
下方向の ブレイクアウト |
詳しいことは後でまとめています。
そして「数量」と「価格」を指定します。
「価格」については上下ボタンをクリックすると現在のレートに近い価格が表示されるので、毎回入力しなくても問題ありません。
そして「決済逆指値(S/L)」や「決済指値(T/P)」を入力する場合も、「価格」と同様に行います。
そして「発注」ボタンをクリックします。
注文が問題なく終われば、下部の「取引」タブにこのように表示されます。
決済する場合は、該当する行を右クリックして「決済注文」を選ぶか、一番右にある「×」をクリックするだけです。
ただし「現在価格から○○ポイント圏内の注文は発注できません」と表示されている場合は、それに該当しないよう価格を変更する必要があります。
価格が「○○ポイント圏内」の場合は、以下のような画面となります。
これを「ストップレベル」と言って、通貨ペアによって異なります。
パソコン版MT4/MT5で確認する方法は、
このような手順となります。
スマホ版MT4/MT5で指値注文する方法
ここではiPhoneを使って説明しますが、Android版MT4/MT5でもほぼ同じ流れとなります。まずはアプリを起動して画面左下にある「気配値画面」を表示します。
そして表示したい通貨ペアをタップして「チャート」をクリックします。
※すぐ指値注文したい方は「トレード」をクリックしてください。
そしてチャートが表示されて指値注文したい価格が決まったら、チャートをタップして「トレード」をタップします。
注文画面上部にある「成行注文」をタップして、ほかの注文種別へ変更します。
そして数量と価格を設定します。
こちらも直接入力するか、「+」「-」で変更できるようになっています。
そしてS/LやT/Pを設定する場合は、同じように設定します。
最後に「注文」ボタンをタップします。
※現在の価格からある程度離れていないとボタンが青くならず注文できない状態になっています。
これを「ストップレベル」と言います。
ストップレベルの確認方法は?
- アプリ左下のボタンから「気配値画面」を表示させる
- 好きな通貨ペアをタップする
- 「通貨ペアのプロパティ」をタップする
- 「ストップレベル」を確認する
注文が完了したら、以下のような画面が表示されます。
またアプリ下部にある「トレード」をタップすると、現時点で発注している注文一覧が確認できます。
備考:指値注文には大きく4種類ある
指値注文ってのは文字通り、値段を指定して注文する方法です。でも指値注文を始めたころ、指値注文をしようとしてよく悩んでいたのが「注文種別」です。
指値注文には大きく、
- Buy Limit
- Sell Limit
- Buy Stop
- Sell Stop
BuyとSellは分かるとしても「Limit」と「Stop」って何?ってなりました。
分かりやすい覚え方はいろいろあると思いますけど、私はこう覚えてます。
「○○ Limit」と付く指値注文は、ようは「逆張り」です。
つまり、指値より下がったら買うし、指値より上がったら売ります。
こうすることで、より安い価格で買ったり、より高い価格で売る事ができます。
上昇トレンドの底や下降トレンドの天井を狙えるので、積極的に利益を出したい場合に使えます。
「○○ Stop」と付く指値注文は「逆指値注文」と言われていて、こちらは「順張り」です。
さっきとは別に、指値より上がったら買ったり、指値より下がったら売ります。
こうすることで、レンジ相場を抜けてブレイクアウトするタイミングを狙ったり、損失を最低限にしたい場合にも使えます。
まとめるとこんな感じ。
指値注文 | 注文パターン | 使われやすいケース |
---|---|---|
Buy Limit | 指値より下がったら買う | 上昇トレンドの底を狙う |
Sell Limit | 指値より上がったら売る | 下降トレンドの天井を狙う |
Buy Stop | 指値より上がったら買う | 上方向のブレイクアウト |
Sell Stop | 指値より下がったら売る | 下方向のブレイクアウト |
備考:注文できない時の原因は4つ
数量や価格を入れても注文できない時は、- 取引時間外になっている
- 選択している通貨ペアが口座に合っていない
- S/L価格やT/P価格の設定がおかしい
- ストップレベルが考慮されていない
1.取引時間外になっている
XMトレーディングの取引時間は季節によっても異なりますが、- 夏時間:月曜日06:05~土曜日05:50
- 冬時間:月曜日07:05~土曜日06:50
またRUB関連については
- 夏時間:平日16:05~23:55
- 冬時間:平日17:05~翌0:55
【関連記事】
https://fx-xmtradeing.hatenablog.com/entry/timefx-xmtradeing.hatenablog.com
2.選択している通貨ペアが口座に合っていない
そしてXMトレーディングでは口座タイプが3つあって、- スタンダード口座…「USDJPY」
- マイクロ口座…「USDJPYmicro」
- Zero口座…「USDJPY.」
※Zero口座は銘柄名の最後に「.(ピリオド)」が付きます。
そのため、スタンダード口座なのに「○○○micro」で注文しようとしたり、マイクロ口座なのに「○○○.」に注文しようとしても出来ません。
3.S/L価格やT/P価格の設定がおかしい
また、S/L(ストップロス)やT/P(テイクプロフィット)を設定している場合はそれが原因の可能性があります。意味としては、
- S/L:「これより下がったら決済する」という価格
- T/P:「これより上がったら決済する」という価格
そのため、買い注文を入れるのに「現在価格 < S/L」という場合はエラーが出ます。
また、買い注文を入れるのに「現在価格 > T/P」という場合もエラーが出てきます。
4.ストップレベルが考慮されていない
そして、指値注文・逆指値注文をする場合は「ストップレベル」も考慮する必要があります。XMトレーディングでは銘柄ごとに「現在価格よりも○○ポイント以上離れていないと注文できない」という制限があって、これをストップレベルと言います。
例えば「USDJPY」のストップレベルは「40ポイント」なので、現在価格より41pips以上離れていないと指値・逆指値注文が出来ません。
パソコンでストップレベルを確認するには、
- 気配値画面から通貨ペアを右クリックする
- 「仕様(p)」をクリックする
- 「ストップレベル」を調べる
またスマホの場合は、
- 気配値画面から通貨ペアをタップする
- 「通貨ペアのプロパティ」をタップする
- 「ストップレベル」を調べる